平成27年2月20日 青梅法人会主催 第6回オープンフェスティバル 池上彰氏講演会
皆様こんにちは。大寒は過ぎてはおりますが、まだまだ朝晩の寒さは厳しいですね。
さて、去る平成27年2月8日、羽村市生涯学習センター「ゆとろぎ」大ホールにて行われた、池上彰氏による講演会に参加してきましたので、その模様をお伝えしたいと思います。
念のため書いておきますと、池上彰氏はかつてNHKで社会部記者やニュースキャスターを務めており、現在はフリーのジャーナリストとして活躍中です。著書数は何百冊にも及び、又、「そうだったのか! 池上彰の学べるニュース」等のテレビ番組をお持ちのあまりにも有名な方です。
今回の講演のお題は「エネルギー問題が世界を動かす」でした。主催はいつもお世話になっている青梅法人会様。講演内容に興味があったのは勿論ですが、もしかしたら一度聞いてみたかった「アレ」が聞けるかも知れないと思い、参加させていただきました。
開場予定時間の1時程前にロビーへ行ったのですが、すでに大層な列が出来上がっておりました。皆さん九十九折で並んでいたのですが、あまりに人が集まり過ぎて早々にロビーがいっぱいになってしまい開場時間が15分程早まる始末。やはりネームバリューのある方の集客力は半端ではありません。
開演前のホール内。1階席は言うに及ばず、2階席まで満員御礼でした。ちなみにステージの上方にある横断幕ですが、弊社のプリンターで印刷したものです。写真だと分かり難いと思いますが幅8メートルもあります。お葬儀の外用案内看板等も同じプリンターで作っています。
やがて開演時間となり、池上氏が壇上に現れると、客席からは割れんばかりの拍手が起こりました。まずは、
「こんなにいっぱいになるなんて、羽村という所はよほど娯楽が少ないんですね」
という挨拶で会場の笑いを誘って場を和ませる池上氏。流石です。この挨拶、多分他所でも使っているんだろうな~なんて思いましたけれど、とにかく手馴れております。
講演内容の方ですが、現在世界中を震撼させている「イスラム国」の話題から始まり、昨今の原油価格下落に絡んだエネルギー資源を巡る世界各国の思惑と、その動きに関する解説へとシフトして行きました。大変分かりやすく、90分の講演はあっという間に終わってしまいました。
ホワイトボードに書かれた池上氏の肉筆。(これじゃあ本人が書いたかどうか分からないだろうと言われそうですが、流石に顔が写っている写真を無断で載せる訳にはいかないのでこれでご容赦を)
そして、講演終了後に始まった10分間の質疑応答タイムに期待は膨らみます。周囲の人達も同じなのでしょう。「アレ」に期待しているのがひしひしと伝わって来ます。
そんな空気の中、一人目の質問者から池上氏へ質問が投げかけられますが――不発です。「アレ」は出ません。
二人目。やはり出ません――というか、二人目の方は質問ではなく「池上先生、ちょーかっこよかったです!」という賛美を送っておりました。
そして三人目の質問でやっと……やっと出ました。
「いい質問ですね」
――そう。その台詞が生で聞きたかった。池上さんのそのキメ台詞を肉声で聞きたくて私達はここへやって来たんだ――と会場の皆様がそう思っていたかどうかは分かりませんが、これが出た瞬間、この日一番の大きな拍手が起っておりましたので、期待していたのは間違いないでしょう。
兎にも角にも、楽しい講演の時間はあっという間に終わり、最後に看板の撤収をして帰ってきました。青梅法人会様は著名人を招いてのイベントを時折開催しておりますので、皆様も機会があったら参加してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。